■ 血液・ホルモン検査 ■
ホルモンの分泌などを調べます。過去にクラミジアの感染があったかどうかと、麻疹(はしか)、風疹の抗体があるかどうかも調べます。
風疹ワクチン接種済みの方は、風疹抗体検査は不要です。
月経不順の方、排卵障害のある方は、甲状腺ホルモンの検査も行います。

■ 経腟超音波検査 ■
膣の側から、子宮や卵巣の状態を診ます。
初診時には、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症など、婦人科疾患の有無を確認します。
また、排卵が近づいた頃に、卵巣での卵胞(卵の入った袋)の発育状態を確認して、タイミング指導や、人工授精日程を決めたりします。

■ 精液検査 ■

不妊症は、決して女性だけの問題ではありません。不妊原因を確かめるためには、必ず行う検査です。
男性不妊の原因の8~9割は造精機能障害といわれています。他の原因を探る前に、まず、元気な精子が充分つくられているかどうかを把握することが必要です。精液を調べることに抵抗を感じるかもしれませんが、不妊原因を確かめるためには必ず行う検査です。

お渡しした容器にご自宅で採取していただいたものをご持参いただきますが、ご希望の方は、院内の採精室での採取もできますのでお申し出下さい。

■ 子宮卵管造影検査 ■


子宮の中にカテーテルという管を入れ、そこから造影剤を注入して、レントゲン写真を撮ります。卵管がちゃんと通っているか、子宮の中に癒着がないか、子宮の形に変形がないか、などを確認します。
子宮や卵管の状態によっては痛みを伴うこともありますが、とても重要な検査です。
月経終了後、避妊していただいた上で、排卵より前の時期に行います。
同意書を必ずご持参ください。
*精液検査が済んでから、検査についてはご案内をします。

■ フーナーテスト ■
性交後に、精子が子宮内に入っていくかどうかを調べる検査です。排卵日あるいはその直前に行います。